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長崎市医師会看護専門学校
The Nursing School of Nagasaki City Medical Association

学校評価

長崎市医師会看護専門学校 第1看護学科自己評価

令和6年度自己評価

自己評価の方法と結果

厚生労働省による看護師等養成所の教育活動等に関する自己評価指針を参考に、9のカテゴリーと本校の特性をふまえた評価項目を設定し、100の評価内容について全学科の教員が回答しました。評価基準は「4:当てはまる」「3:やや当てはまる」「2:あまり当てはまらない」「1:当てはまらない」の4段階順序尺度で行いました。9のカテゴリーの平均値を、上記レーダーチャートに示しています。得られた結果を学科別に分析し、改善点と改善計画を明示し取り組んでいます。

令和6年度自己評価結果・次年度改善策立案

自己評価(教員)
改善する項目

【Ⅲ:教育課程経営】
〔1.教育課程経営者の活動〕
 [16:自学科の教育課程編成者と教員は、教育課程と授業実践、教育評価との関連性を明確に理解している]
〔2.教育課程編成の考え方とその具体的な構成〕
 [18:自学科は看護学の内容について明確な考え方と根拠をもって教育課程を編成している]
 [19:自学科は学修の到達について明確な考え方と根拠をもって教育課程を編成している]

【Ⅶ:卒業・就業・進学】
〔1.卒業時の到達状況及び卒業後の活動状況の把握〕
 [84:自学科は卒業時の到達状況(教育理念、教育目的、教育目標)を捉える方法が明確であり計画的に行っている]
 [85:自学科は卒業時の到達状況を分析している]

改善する根拠

 〔1〕の項目において平均値が3.3から3.0、〔2〕の項目において平均値が3.5から3.1と低下している。[16][18][19]について、教育課程は、学生が教育目標を達成するための教育計画であり、その意図に沿った教育活動を行う必要があるが、理解や考え方に自信が持てない教員が増えていることも一因と考える。教員の異動により昨年度と比べ、教育課程などの基本的考え方を習得する看護教員養成講習会受講率が73%から64%に減少していることも関連していると推察する。自己の教育活動や成果の評価が教育課程とつながっていることを理解する機会を意識的に設ける必要がある。

 [84]の項目は平均値が3.3から2.9、[85]の項目は平均値が3.2から2.8と低下している。学生による卒業時到達目標の評価や教員によるディプロマ・ポリシーの評価基準が曖昧なことにより、到達状況を捉える方法が不明確になりやすい。教育プロセスの見直しは、カリキュラム評価につながるものであり分析・評価が必要である。

改善策

【Ⅲ】[16][18][19]については
 ・授業研究の小チームや学年チームを活用して、教育課程に従った教育活動をフィードバックする機会を設ける

【Ⅶ】[84][85]については
 ・ディプロマ・ポリシーの評価基準を明確にし、教育活動の課題を共有しカリキュラム改善につなげる

自己評価(学生)
改善する項目

【Ⅲ:教育課程について】
 [15:臨地実習では、指導者と教員は協力し合いながら指導を行っている]

改善する根拠

 [15]の項目は平均値2.9で学校評価アンケートの平均値3.0を唯一下回っている項目である。一方、教員による自己評価項目[40臨地実習において指導者と教員の協働体制を整えている]は3.1から3.3に上昇しており、実習指導において学生と教員の認識に乖離があることが示唆された。学生の意見では、「指導者と教員で指導内容が異なる」と回答しているが、抽象的な表現なため具体的に把握する必要がある。目標レベルか実践レベルかその選別によって、実習指導における課題を明確にする必要がある。

改善策

【Ⅲ】[15]については
 ・異なる指導内容の実際を調査し、課題を明確にする。その上で、学生の満足につながる実習指導体制を整える

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