学校案内

教育理念
看護専門職としての志を高く持ち、
自ら学び、考え、行動する
看護実践者の育成
看護職は、憲法25条に規定する国の責務である社会福祉を実現するための、専門的な職種として存在する。
本校は、看護の専門的能力と自律性を持つ職業人を育成するための基礎教育機関である。
本校に学ぶ者は、生命の尊厳を基盤とし、人間が人間に直接的に関わる実践的な職業である看護の知識・技術を、専門的に体系化された教育課程に基づいて習得する。同時に対象の多様なニーズに応えるための、コミュニケーション能力、共感し洞察する能力、問題解決力、意思決定・判断力、調整力、多職種と協働する能力等を総合的に学び取っていかなければならない。さらに、看護に求められるものは時代の要請により、高度化、複雑化することを前提に、卒業した後もたゆまぬ努力によって自己研鑽する責務があり、そのための主体的な自己学習の姿勢を養う必要がある。
本校は、前述した高い志を持って学ぶ者が、その生涯を通して、看護という手段を用いて具体的に地域社会の医療及び公衆衛生に貢献できるよう、誠実に教育を行うものである。
学校長挨拶
本校は、昭和27年に長崎県医師会准看護婦養成所として開講して以来、多くの看護職を養成してきました。
現在は長崎市医師会看護専門学校と校名を改め、令和4年度までは、助産学科、第1看護学科、第2看護学科および准看護科合わせて約170名の看護職を養成していましたが、令和5年度からは助産学科を廃止することとしました。助産学科は平成20年からの15年間で265名の助産師を養成し、そのうち172名が長崎県内に就職しており、設立当初の目標である長崎県内の助産師を充足させるという目標をある程度達成したかと思います。
他の課程も医師会立の看護専門学校として地域医療に貢献することを第一の使命に、多くの卒業生が県内の医療機関に勤務しています。優秀な講師の先生方と素晴らしい実習施設に恵まれ、資格試験の合格率も高い本校で過ごす学生生活は、看護職を目指すうえでの第一歩として非常に有意義なものと考えます。すでに准看護師の資格を持つ人も、さらなるキャリアップを考慮する際には本校への進学も有力な選択肢の一つだと思います。
学校長 宮村 庸剛
特色
本校は多様な背景・経歴に対応している3学科併設の看護専門学校です。
医療を取り巻く環境は、近年急激に変化し超高齢社会を迎えた現在、単なる医療技術、医療サービスだけにとどまらず、人間としての温かいふれあいと対応が求められています。
長崎市医師会看護専門学校は、昭和27年に開校し長い歴史を持つ伝統ある看護専門学校です。設立当初より看護職へ就くことの責任と使命を充分に理解し、学校で学んだ精神と技術を医療現場で確実に実践できる逸材を育てて参りました。
豊かな人間性と感性を養うとともに、社会人としての人格を培い、看護に必要な知識、技術、態度を習得させ、社会に貢献できる看護実践者の育成を目指しています。
看護に興味を持ち、積極性のある方を心から歓迎します。
学科
目指す資格によって志望する学科を決定します。
長崎市医師会看護専門学校沿革
昭和27年 4月 1日 | 長崎県医師会准看護婦養成所(定員50名)の設立認可 |
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昭和27年 6月10日 | 長崎市医師会館 長崎市榎津町55番地で開校 |
昭和29年 4月 1日 | 長崎県医師会准看護婦学校と改称 |
昭和38年 4月 1日 | 長崎県医師会から長崎市医師会へ設置者の移管により長崎市医師会准看護婦学校と改称 |
昭和40年 4月 1日 | 定員50名を80名に増員 |
昭和41年11月 1日 | 町名変更により長崎市万屋町4番8号となる |
昭和42年 7月10日 | 学校校歌制定 |
昭和46年12月 9日 | 長崎市新地町6番53号の新校舎へ移転 |
昭和47年 4月 1日 | 定員80名を100名に増員 |
昭和48年 4月 1日 | 長崎市医師会高等看護学院(看護師養成2年課程定時制定員50名)を開校 |
昭和50年 5月31日 | 5階講堂の増築工事完成 |
昭和54年 2月13日 | 長崎市医師会准看護婦学校、長崎市医師会高等看護学院が専修学校として認可を受ける |
昭和54年 4月 1日 | 長崎市医師会看護専門学校(高等課程 定員150名、専門課程 定員50名)として発足 |
平成 5年 4月 1日 | 専門課程 定員50名を80名に増員 |
平成 7年 1月23日 | 文部大臣告示により専門課程に専門士称号の認可 |
平成13年 4月 1日 | 高等課程 定員150名を80名に減員 |
平成14年 4月 1日 | 長崎市栄町2番22号の新校舎へ移転 |
平成14年 4月 1日 | 専門課程を第2看護学科、高等課程を准看護科と改称 |
平成14年 4月 1日 | 第1看護学科(看護師養成3年課程全日制 定員40名)を開設 |
平成20年 4月 1日 | 助産学科(助産師養成課程全日制 定員20名)を開設 |
平成26年 4月 1日 | 第1看護学科 定員40名を70名に増員 第2看護学科 定員80名を40名に減員 |
平成31年 4月 1日 | 助産学科 定員20名を14名に減員 |
令和 3年 4月 1日 | 准看護科 定員80名を40名に減員 |
令和 5年 3月31日 | 助産学科閉科 |
よくある質問
学生の年齢層は?
<第1看護学科>
高校卒業後入学される方が多数ですが、大学を卒業して来られた方や社会を経験してから志し新たに入学された方々もいます。
<第2看護学科>
准看護師免許を取得していることが原則ですが、その経歴や年齢はさまざまです。医療以外の仕事に就いていた方や、既婚者・子育て中の方もいます。
昼間、医療機関で働き、夜間に本学科で学ぶ形態が殆どです。<准看護科>
高校卒業したばかりの18歳から、社会人を経て入学してきた40歳前半の方まで幅が広いです。
長年、介護の仕事をされていた方や、初めてこの職種を学ばれる方、既婚者や子育て中の方も多いです。
車での通学はできますか?
通学には公共交通機関をご利用ください。
(学生駐車場はありません)
実習場所はどこがありますか?
県内の長崎市、諫早市、大村市、佐世保市、時津町になります。実習交通費は、別途自己負担となります。
奨学金制度はありますか?
学校を通じて申し込む制度は、日本学生支援機構奨学金、長崎県看護職員修学資金、長崎育英会奨学金があります。
詳しくは奨学金のページをご覧ください。