| ◆日本脳炎の症状日本脳炎は、蚊(コガタアカイエカ)が媒介するウイルスによって起こる伝染病で、日本では7月から9月にかけて患者が発生します。発病する場合は、約5日〜15日の潜伏期の後、突然40度以上の高熱、激しい頭痛、めまい、意識障害、けいれん発作、昏睡状態といった症状が1週間くらい続きます。一度発病すると、適切な治療を受けても発病者約35%が死亡し、助かっても3分の1が知能障害や運動障害などの後遺症を残す恐ろしい病気です。
 ◆日本脳炎の予防日本脳炎の予防は、予防接種が最も有効な方法といわれています。その他の予防としては下記のとおりです。(特にお年寄りは注意して下さい。)
 
              蚊に刺されないように注意すること。環境を整備し、蚊を駆除すること
 
 
過労を避け、睡眠と休養を十分取ること。健康を維持し、バランスある食事により夏バテを防ぐこと。
 
 
日中の直射日光を避けること。外出時には、帽子(日傘)をかぶること。
 ◆患者発生状況 
              
                 
                 
                  | ****** | 平成元年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 7年 | 8年 | 9年 |   
                  | 全国 | 32(3) | 55(8) | 14(2) | 4 | 8(1) | 6 | 4(2) | 6 | 6 |   
                  | 九州 | 18(3) | 19(1) | 7(1) | 2 | 7(1) | 2 | 3(1) | 4 | 2 |   
                  | 長崎県 | 7(3) | 5 | 3(1) | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 |   
                
                   
                   
                    | ****** | 10年 | 11年 | 12年 | 13年 | 14年 | 15年 | 16年 | 17年 | 18年 |   
                    | 全国 | 4 | 5 | 7 | 5 | 8 | 1 | 5 | 7 | 7 |   
                    | 九州 | 2 | 3 | 3 | 2 | 0 | 1 | 3 | 2 | 2 |   
                    | 長崎県 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |  
                 
                 
                  | ****** | 19年 | 20年 | 21年 | 22年 |   
                  | 全国 | 10 | 3 | 3 | 1 |   
                  | 九州 | 3 | 0 | 1 | 1 |   
                  | 長崎県 | 0 | 0 | 0 | 1 |  
        ( )内は患者数の内の死亡者数(資料:長崎県福祉保健部医療政策課感染症対策班、17.6.23)
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