みなさん「脳卒中」という病気の名前は聞かれたことがあると思います。
この脳卒中は脳の血管が破れて起こる「出血性脳卒中(脳出血・くも膜下出血)」と脳の血管が詰まって起こる「脳梗塞」の2種類があります。
この脳卒中には「なりやすい要素(=危険因子)」があります。
●高血圧
●糖尿病
●コレステロールが高い
●心臓病(特に不整脈)
●喫煙
です。上記のいずれかに該当したら、「脳卒中に要注意!」ということになりますから、脳卒中が起こる前にきちんと管理しておきましょう。かかりつけのお医者さんに相談しましょう。
また、とくに夏場は水分をしっかり補給して脳の血管が詰まらないようにしましょう(ビールはダメです)。夏場は脳梗塞がよく起こる時期です。
この脳卒中はある日突然起こります。「自分は健康だ」と思っていても、です。突然次の症状が出てきたら脳卒中の疑いがあります。
●今まで感じたことがない頭痛
●ぼんやりしている
●しゃべりにくい
●顔や手足が動かしにくい、しびれる(特に片方が)
●目が見えにくい
などです。これれの症状が出てきた場合には直ぐに病院に来院して診察・検査、そして必要に応じて治療が必要となります。症状が出始めて3時間以内の「脳梗塞」であれば血管のつまりを溶かすtlPA治療というものができます。そうでなくとも、「脳卒中の患者さんは出来るだけ早い時点から治療をしたい!」というのがわれわれ医療スタッフの願いです。もし、ご心配な症状が出てきましたら、今年7月1日より長崎川棚医療センターに開設しました「東彼杵脳卒中ホットライン」をご利用ください。電話番号は「0956−82−6699」です。脳卒中診療スタッフに直通です。
かんたんな脳卒中聞き取り調査を行い、スタッフが「脳卒中の危険性あり」と判断した場合には救急車を使って来院させることを促しています。
脳卒中を予防しましょう。
脳卒中になった場合は、できるだけ早く病院に来て治療を行いましょう。 |