長崎市医師会
長崎市医師会について

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長崎市医師会長あいさつ

 長崎市は、全国平均を上回る高齢化が進み、すでに市民のおよそ3人に1人が65歳以上という、超高齢社会の最前線にあります。さらに人口減少と少子化が全国平均を上回るスピードで進行しており、特に若い世代の流出が続いていることから、地域の人口構造そのものが大きく変化しています。これは、単に人口が減るという問題にとどまらず、医療や介護を支える担い手の減少と、支えられる側の増加という構造的な課題を生み出しています。
 これらの状況は、私たちが暮らす日本という国が今後直面する姿を先取りしたものであり、長崎市は「日本の未来」を映し出す地域とも言えるでしょう。そのためにもこの環境を危機としてとらえるのではなく、いま大きな転換期を迎えていると考え、私たちが求められることに取り組んで参りたいと思っています。
 医師会の役割は、住民の安全と安心を守るための質の高い医療サービスの提供にあることは言うまでもありません。さらに新興感染症への対策や多発する災害への対応ができるよう医療体制を整えていかなくてはなりません。
 一方で、今日の課題に向き合いつつ、少なくなりつつある子どもから高齢者まですべての住民の生活を支えることは、医療だけでできるものではありません。医療とともに、行政、保健、介護、福祉、さらには教育といった多様な分野が有機的に連携することが不可欠です。
 その意味において、これからの医師会には、地域のさまざまな資源を結びつける「ハブ」としての役割が強く求められていると考えています。分野や立場の違いを越え、互いの力を生かしながら、地域全体で市民の健康と暮らしを支える仕組みを築いていくことが、私たちに課せられた使命です。
 長崎市が直面している課題は、決して容易に解決できるものではありません。しかし同時に、それは新たな医療のあり方を創り出す機会でもあります。長崎市医師会は、地域の皆様、関係機関の皆様と力を合わせ、持続可能な体制の構築に会員一同取り組んで参ります。
 今後とも、長崎市医師会の活動にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
長崎市医師会
会長 中谷 晃