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はじめに |
近年在宅医療の需要が高まるなか、昨年の当医師会アンケートでは20名以上から在宅ターミナルケアに対応するとの回答が得られております。
しかし、特に重症やターミナルケアでは一人の主治医では負担が大きく、そのことがネックとなって在宅ケア推進を妨げている可能性もあります。
そこで、在宅医の需要と供給のマッチングと複数主治医という発想から長崎で先駆的に活動されている長崎在宅ドクターネットを参考に、大村市医師会内において在宅担当医決定や医師間の連携を支援するシステム「大村在宅ドクターネット」を構築しましたので、ご紹介します。
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特徴 |
@連携医と協力医がチームとなってサポートします
「連携医」:主に診療を担当する主治医と、主治医が対応出来ない場合に診療を行う副主治医のことで、
17名の医師が登録しております(H22.4.1現在)。
「協力医」:主治医・副主治医にはならないが、
専門性の高い領域で要望に応じて、連携医と協力して往診支援を行なう、
眼科、耳鼻科、皮膚科、泌尿器科、整形外科・・・・など。 (H22.4.1現在 17名) A複数主治医制
1症例について最低2名、できれば3名の担当医を決めます。
副主治医も可能な限り退院前カンファレンス(*1)参加や主治医初回訪問への同行によって
最初からのかかわりを持つよう努めます。
B24時間365日対応
訪問看護等との連携、携帯番号を患者宅に表示、連携医同士も携帯番号を共有するなど
緊急連絡先の徹底を図ります。
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対象 |
@病院の退院時に在宅主治医が決まらない
(かかりつけ医を持っていない、あるいは元のかかりつけ医が辞退) →病院連携室経由
A主治医はいるが、副主治医を希望 →主治医からの申し込み
Bその他在宅医療における担当医が見つからないとき |
受付 |
上記適応@〜Bについてのご依頼がございましたら大村市医師会地域医療連携室(電話54−0151)にご相談ください。
医師会の担当者が責任をもって担当医を決定してお知らせします。
担当医の選定に際しては患者情報(氏名は匿名、居住地は町名まで)をドクターネットのメンバー(連携医と協力医)全員に伝えて主治医および副主治医を募ります。このような手順により担当医を決定する旨をご了承ください。 |
医療機関の方へ |
(*1) |
患者さんが病院入院中の場合は、可能な限り退院前カンファレンスを開いていただくようお願いします。 |
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